こんにちは、みかんです。
ADHDと診断されて半年、夫と愛猫ニコラと暮らしています。
「また忘れたの?」
「どうしていつも同じことで…」
「何度言えば分かるの?」
こんな言葉、聞いたことありませんか?
私は長年、こんな夫の言葉を浴び続けてきました。
頼まれごとを忘れる、約束の時間に遅れる、話が脱線する…。
そんな粗相ばかりの私に、夫もだんだん疲れていったようです。
そして半年前、ついにADHDと診断されました。
診断結果を夫に伝えた時、彼の表情が少し変わったのを覚えています。
それまでの「怠けている」「気が利かない」というレッテルから、「脳の特性なんだ」という理解に変わっていく過程を、二人で歩んできました。
でも最近気づいたのは、もっと根本的な問題。
実は私、ずっと「夫の顔色」を見て物事を決めてきたんです。
何かを買うとき、何かを始めるとき…。
いつも「夫に聞いてから」が習慣になっていました。
そして夫に反対されると「だから無理だった」と諦める。
その繰り返しで、いつの間にか「私軸」で生きることをやめていたんです。
今日は、そんな私が「自分時間」を作ることで、どう変わったのか。
そして、ADHDの特性と上手に付き合いながら、夫婦関係を改善していった体験をお話しします。
診断前:いつも夫の機嫌を伺っていた日々

結婚して今年で10年。
当初はお互いを尊重し合う関係だったはずなのに、いつの間にか私は「夫に怒られないように」と先回りするようになっていました。
「この服、買おうかな…でも夫が無駄遣いって言うかも」
「新しい習い事をしたいけど、反対されるだろうな」
「夫が働いている日に友達と会う約束、夫が不機嫌になったらどうしよう…」
こんな風に、常に夫の反応を予測して行動するのが当たり前になっていました。
そして案の定、私のADHD特有の「忘れっぽさ」「遅刻癖」「整理整頓の苦手さ」に夫も疲れ果て、家庭内の雰囲気はどんどん悪くなっていったのです。
診断後:「できない自分」を責めない勇気

ある日、思い切って精神科を受診しました。
そこで告げられたのが「ADHD(注意欠如・多動性障害)」という診断。
「これは怠けではなく、脳の特性なんです。
薬物療法と環境調整で改善できることも多いですよ」
先生の言葉に、それまで固く閉ざしていた心が少し開いた気がしました。
診断結果を夫に伝えると、彼も色々と調べてくれたようで、少しずつ私への接し方が変わっていきました。
でも、表面的な理解だけでは関係は変わりません。
本当の変化は、私自身が「自分の特性」を認め、「できない自分」を責めないで済む環境を作り始めてからでした。
転機:「自分時間」の大切さに気づく

ADHDの特性について調べるうちに、一つのキーワードに出会いました。
それが「自分時間」の大切さ。
ADHDの人は、他者からの要求や期待に応えようとするあまり、自分自身を見失いがちだと言われています。
特に女性のADHDは「人に合わせること」を優先して、自分の特性と向き合う時間が持てないことも。
そして気づいたんです。
私は夫の顔色をうかがうことで、「夫に反対されたから無理」という他責思考に逃げていたんだと。
自分で決める責任から逃れる方法として、夫の意見に依存していたのかもしれません。
変わりたい—その思いが強くなった時、最初に取り組んだのが「自分時間」を確保すること。
でも、家事に仕事に追われる日々で、どうやって時間を作り出せばいいの?
実践:時短家電で作る「自分だけの時間」

まず最初に取り組んだのが、家事の効率化でした。
特に料理と掃除は毎日のことで、これらを短縮できれば「自分時間」が生まれます。

最初に投資したのがパナソニックの自動調理鍋でした。ADHDの私は料理中に他のことに気を取られて焦がすことも多かったんです。でもこの調理家電なら設定したら放っておけるので、その間に他のことができる。何より『料理を失敗する』というストレスから解放されました。
【パナソニック 自動調理鍋】
- 「煮る」「焼く」「炊く」「蒸す」など9通りの調理モード
- 60種類以上の自動メニューで簡単調理
- 予約機能で帰宅後すぐに食事できる
- 調理中の放置OK、目を離せる安心感
- 調理コースに沿って作るだけで失敗知らず
夕食の準備時間が短縮されただけで、1日に30分ほどの余裕が生まれました。
その時間で読書をしたり、単に何もせずボーっとする時間を持てるようになったのは大きな変化でした。
次に取り組んだのが掃除の効率化。
特にADHDの私は掃除を始めても途中で別のことに気が散ってしまうことがよくありました。



ロボット掃除機を導入してから、『掃除しなきゃ』というプレッシャーから解放されました。毎日自動で掃除してくれるから床が常にキレイな状態に。夫も『家がきれいになったね』と言ってくれるようになり、それだけで関係改善につながりました。
【Narwal(ナーワル) ロボット掃除機】
- お掃除からモップの洗浄、乾燥までオールインワン
- 強力な吸引力と回転モップで床掃除を自動化
- 自動ゴミ収集&モップ洗浄ステーション搭載
- AIナビゲーションで効率的な掃除を実現
- スマホアプリで外出先からも操作可能
掃除機をかける時間、掃除機を出し入れする手間が省けるだけで、精神的な余裕が生まれました。「掃除ができていない」という罪悪感から解放されたのは、ADHDの私にとって大きな変化です。


さらに食事の準備を簡略化するため、ミールキットのサービスも利用し始めました。



週に2回、ミールキットを利用しています。『何を作るか考える』というADHDの私が苦手な決断の負担が減り、材料を買い忘れるというトラブルもなくなりました。栄養バランスも考えられているので、夫の健康にも貢献できていると思います。
【オイシックス】
- 20分で作れる時短レシピが豊富
- 食材の下ごしらえ不要で調理が簡単
- 珍しい野菜や旬の食材との出会いも
- 必要な分だけ届くので食材の無駄がない
献立を考える時間、買い物に行く時間、そして「また同じようなメニューになってしまった」という罪悪感から解放されました。
時には少し贅沢かもしれませんが、その分生まれた時間で自分を大切にできるならば、価値のある投資だと思います。


変化:夫婦関係が穏やかになっていく


時短家電やサービスの導入で少しずつ「自分時間」が増えていくと、不思議なことに夫との関係も変わっていきました。
まず、自分自身の精神的余裕が生まれたことで、夫の言動に過剰に反応することが減りました。
「また怒られた」と落ち込むのではなく、「そう感じるんだね」と一歩引いて考えられるようになったのです。
そして、「自分時間」で読書や調べものをする中で、ADHDについての理解も深まりました。
自分の特性を冷静に伝えられるようになり、夫も少しずつ理解を示すようになっていきました。
何より大きかったのは、「夫の顔色を見て決める」ことから卒業し、「自分で決める」習慣が少しずつ身についていったこと。最初は小さなことから始めました。
- 服を買うときは自分の好みで選ぶ
- 休日の過ごし方を自分から提案する
- 「これをやりたい」という気持ちを素直に伝える
こうした小さな変化の積み重ねで、夫も私も互いを尊重する関係に戻りつつあります。
もちろん、ADHDの特性による問題が全て解決したわけではありません。
でも、「できない自分」を責めずに、「できる環境」を作る方向に意識が変わったことは大きな一歩だと感じています。
これから:完璧を目指さない生き方


「自分時間」を作ることで見えてきたのは、「完璧を目指さない生き方」の大切さです。
ADHDの私たちは、「普通にできること」が難しい分、何事も「完璧にしなければ」と思いがちです。
でも、それは限りない自己否定につながります。
「完璧な妻」「完璧な主婦」を目指すのではなく、「今日できることをする」「できないことは助けを借りる」という考え方に変わっていくことで、少しずつ自己肯定感を取り戻せています。
時短家電やサービスは、単なる「便利さ」を超えた価値があります。
それは「自分を大切にする時間」を作り出すことで、人間関係を根本から変える力を持っているということ。
ADHDの特性がある私にとって、「自分時間」を確保することは、ただの贅沢ではなく、健全な人間関係を築くための必要不可欠な投資だったのです。
あなたも、時短家電や便利なサービスを上手に活用して、「自分時間」を作ってみませんか?
その小さな一歩が、大きな変化を生み出すかもしれません。
みなさんは、「自分時間」を作るために工夫していることはありますか?
ADHDの特性がある方も、そうでない方も、ぜひコメント欄でお聞かせください!


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